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TencentDB for MySQL

パラメータテンプレートを使用する

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最終更新日: 2025-11-13 12:01:35
TencentDB for MySQLがシステムパラメータテンプレートを提供するほかに、カスタムパラメータテンプレートを作成して、必要に応じてパラメータを一括で設定できます。
ユーザーがデータベース・パラメータ・テンプレートを使用してデータベースエンジンのパラメータ設定を管理することができます。データベースパラメータセットは、エンジン設定値のコンテナとして機能し、これらの値は1つ又は複数のデータベースインスタンスに適用されます。
現在、パラメータテンプレートは下記の機能をサポートしています。ユーザーが TencentDB for MySQLコンソールにログインし、 左側のナビゲーションバーで【Parameter Template】ページを選択すると、パラメータを表示することができます。
高性能パラメータテンプレートおよび高安定性テンプレートなど、システムデフォルトのパラメータテンプレートをサポートしています。
テンプレートの新規作成をサポートします。デフォルトのパラメータに基づいて、若干変更することで、カスタムパラメーター最適化スキームを生成することができます。
MySQL構成ファイルmy.confをインポートして、テンプレートを生成します。
パラメータの設定をテンプレートに保存することができます。
1つまたは複数のインスタンスでパラメータを設定する場合、テンプレートからのインポートをサポートします。
2つのパラメータテンプレート間で比較が可能です。
ご注意:
パラメータテンプレートを使用したデータベースインスタンスは、パラメータテンプレートの更新と同期して更新されることはありません。データベースインスタンスを手動で一括更新する必要があります。
新しいパラメータを複数のインスタンスに一括適用するには、これらのパラメータを含むテンプレートをインポートして、そのテンプレートを複数のインスタンスに適用できます。

システムデフォルトテンプレートの説明

TencentDB for MySQLは、各システムに必要なデータベースの性能や安定性に応えるため、それぞれ性能重視または安定性重視のデフォルトテンプレートを提供しています。

高安定性パラメータテンプレート

高安定性テンプレートは、データセキュリティと稼働の安定性を重視しており、高性能パラメータテンプレートと比較して実行速度がやや遅れています。

高性能パラメータテンプレート

高性能パラメータテンプレートは、実行性能を重視しており、高安定性パラメータテンプレートと比較して実行速度が速いです。
関連するパラメータは以下の通りです。
説明:
パラメータテンプレート内の一部のパラメータでは、数式の設定が可能です。パラメータ数式の説明および数式をサポートするパラメータについては、パラメータ数式をご参照ください。
差異のあるパラメータ名
デフォルトテンプレート(破棄済み)
高性能パラメータテンプレート
高安定性テンプレート
innodb_read_io_threads
12
{MAX(DBInitCpu/2,4)}
{MAX(DBInitCpu/2,4)}
innodb_write_io_threads
12
{MAX(DBInitCpu/2,4)}
{MAX(DBInitCpu/2,4)}
max_connections
10000
{MIN(DBInitMemory/4+500,100000)}
{MIN(DBInitMemory/4+500,100000)}
table_definition_cache
768
{MAX(DBInitMemory*512/1000,2048)}
{MAX(DBInitMemory*512/1000,2048)}
table_open_cache
2000
{MAX(DBInitMemory*512/1000,2048)}
{MAX(DBInitMemory*512/1000,2048)}
table_open_cache_instances
16
{MIN(DBInitMemory/1000,16)}
{MIN(DBInitMemory/1000,16)}
innodb_disable_sort_file_cache
OFF
OFF
ON
innodb_log_compressed_pages
ON
OFF
ON
innodb_print_all_deadlocks
OFF
OFF
ON
sync_binlog
0
1000
1
thread_handling
one-thread-per-connection
pool-of-threads
one-thread-per-connection
innodb_flush_redo_using_fdatasync
TRUE
TRUE
TRUE
innodb_fast_ahi_cleanup_for_drop_table
ON
ON
ON
innodb_adaptive_hash_index
FALSE
TRUE
FALSE
innodb_table_drop_mode
ASYNC_DROP
ASYNC_DROP
ASYNC_DROP
innodb_flush_log_at_trx_commit
2
2
1
主要パラメータの説明:
パラメータ
設定値
説明
innodb_flush_log_at_trx_commit
1
トランザクションのコミット時に、トランザクションログをバッファからログファイルへ書き込み、さらに即座にディスクへ書き込みます。
2
トランザクションのコミット時に、トランザクションログをバッファからログファイルへ書き込みますが、ディスクへの書き込みは保証されません。ログファイルは1秒ごとにディスクへ書き込まれるため、書き込み前にシステムがクラッシュした場合、最後の1秒間のログが失われる可能性があります。
innodb_flush_redo_using_fdatasync
TRUE
fdatasyncを使用してredo log fileをフラッシュします。fdatasyncはfsyncと比較して、一部のredoログ永続化シナリオにおいて、ファイルメタデータを常にストレージデバイスにフラッシュするのを避けるため、パフォーマンスがわずかに向上します。
FALSE
fsyncを使用してredo log fileをフラッシュします。fdatasyncと比較して、パフォーマンスがわずかに低下します。
sync_binlog
1
トランザクションのコミット後、バイナリログファイルをディスクに書き込み、即座にフラッシュします。これはディスクへの同期書き込みに相当し、OSのキャッシュを経由しません。
1000
OSのキャッシュへの書き込み1000回ごとに、ディスクへの書き込みとフラッシュ操作を一度実行します。データ損失のリスクがあります。
thread_handling
one-thread-per-connection
各接続は1つのバックグラウンドスレッドによって処理されます。大量のセッションが存在すると、多くのリソース競合が発生し、スレッドスケジューリングの多発やキャッシュ無効化によってパフォーマンスが低下する原因となります。
pool-of-threads
従来の接続ごとにスレッドを割り当てる方式とは異なり、すべての接続が1つのスレッドプールによって共同で処理されるため、高い同時実行性が求められるシナリオでより優れたパフォーマンスを発揮します。
innodb_table_drop_mode
SYNC_DROP
InnoDBはDROP TABLEの終了前にテーブルの削除を完了させます。
ASYNC_DROP
InnoDBは、ibdファイルをinnodb_async_drop_tmp_dirにリネームし、バックグラウンドの非同期削除キューに入れます。
table_definition_cache
400 - 524288
定義キャッシュに保存できるテーブル定義の数。多数のテーブルを使用する場合、テーブル定義キャッシュを大きくすることで、テーブルを開く速度を向上させることができます。通常のテーブルキャッシュとは異なり、テーブル定義キャッシュは使用するスペースが少なく、ファイルディスクリプタを消費しません。
table_open_cache
1 - 524288
すべてのスレッドで開かれているテーブルの数。この値を増やすと、mysqldが必要とするファイルディスクリプタの数も増加します。

パラメータテンプレートを作成する

独自のデータベース・パラメータ・テンプレートを使用するには、新しいデータベース・パラメータ・テンプレートを作成し、必要なパラメータを変更してデータベースに適用するだけでよい。
1. TencentDB for MySQLコンソールにログインし、左側のナビゲーションバーで【Parameter Template】ページを選択すると、【テンプレートの作成】をクリックします。

2. 表示されるダイアログボックスで、次のパラメータを設定し、【パラメーターの作成と設定】をクリックします。

パラメータ
説明
テンプレート名
パラメータテンプレートの名前を入力します。数字、英字(大文字/小文字)、漢字、および特殊文字 _-./()()[]+=::@, のみを使用でき、60文字を超えることはできません。**パラメータテンプレート名は一意である必要があります**。
データベースバージョン
データベースバージョンを選択します。選択後、このパラメータテンプレートは同じデータベースバージョンのインスタンスにのみ適用可能となります。
エンジン
エンジンを選択します。選択後、このパラメータテンプレートは同じエンジンのインスタンスにのみ適用可能となります。
ベーステンプレートタイプ
新規パラメータテンプレートの元になるデフォルトテンプレートを選択します。作成後、このベーステンプレートを基にパラメータを調整できます。
テンプレート説明
新規作成するパラメータテンプレートの簡単な説明を入力します。この項目は必須ではありません。
上記の設定項目に関して、データベースのバージョンごとに選択可能なエンジンおよびベーステンプレートタイプは以下の通りです。
データベースバージョン
エンジン
ベーステンプレートタイプ
MySQL 5.5
InnoDB
高安定性テンプレート
LibraDB
MySQL 5.6
InnoDB
高安定性テンプレート高性能テンプレート
LibraDB
MySQL 5.7またはMySQL 8.0
InnoDB
高安定性テンプレート高性能テンプレート
LibraDB
RocksDB
デフォルトパラメータテンプレート
説明
RocksDBエンジンのベーステンプレートタイプは、高安定性テンプレートや高性能テンプレートを選択できず、システムが提供するデフォルトパラメータテンプレートのみ選択可能です。
3. 作成が完了すると、自動的に新規パラメータテンプレートの詳細ページに移動します。パラメータテンプレートの詳細ページでは、パラメータの変更、インポート、エクスポートなどの操作を可能です。

パラメータテンプレートをインスタンスに適用する

1. TencentDB for MySQLコンソールにログインし、左側のナビゲーションバーで【Parameter Template】ページを選択します。
2. パラメータテンプレートリストで、適用するテンプレートを見つけて、[操作]列の【インスタンスに適用】をクリックします。

3. ポップアップページで以下の設定を行い、提出をクリックします。
パラメータ
説明
実行方法
デフォルトは即時実行です。メンテナンス期間内を選択した場合、選択したインスタンスのパラメータ変更タスクは、インスタンスの メンテナンス期間 内に実行され、有効になります。
リージョン
インスタンスのリージョンを選択します。
MySQLインスタンス
インスタンスを選択します。インスタンスID/名称による高速フィルタリングをサポートし、単一選択、複数選択、全選択が可能です。
注意:
パラメータテンプレートを複数のインスタンスに適用する場合、テンプレート内のパラメータがこれらのインスタンスに適しているかご確認の上、慎重に操作してください。
パラメータ比較
この項目の下で、選択したインスタンスのパラメータテンプレート適用前後のパラメータ比較詳細をプレビューできます。インスタンスを選択した場合にのみ、この項目が表示されます。
説明
変更のあるパラメータのみプレビューのトグルスイッチをオンにすると、変更されたパラメータのみを表示できます。
パラメータ値が空の場合は、(NULL)で示されます。
インスタンスが対応するパラメータを公開していない場合、パラメータ値は(N/A)で示され、変更は無視されます。-
パラメータ比較の差異がオレンジ色で示されている場合、テンプレートパラメータを適用するとデータベースインスタンスが再起動されます。


パラメータテンプレートをコピーする

データベース・パラメータ・テンプレートを作成し、この新しいデータベース・パラメータ・テンプレートに当該グループのカスタムパラメータと値の大部分を含めたい場合は、パラメータ・テンプレートをコピーすることは便利な解決方法です。

方法1:既存のパラメータテンプレートを使用してパラメータテンプレートをコピー

1. MySQLコンソールにログインし、左側ナビゲーションでパラメータテンプレートページを選択し、テンプレートIDまたは操作列の詳細を表示をクリックして、テンプレート詳細ページに移動します。
2. テンプレート詳細ページで、テンプレートとして別名で保存をクリックします。
3. 表示されたダイアログボックスで、次のパラメータを設定します。
テンプレート名:パラメータテンプレートの名前を入力します。パラメータテンプレートの名前は一意である必要があります。
テンプレートの説明:パラメータテンプレートの簡単な説明を入力します。
4. 入力した内容に間違いがないことを確認したら、【保存】をクリックすると、現在のパラメータテンプレートを新しいパラメータテンプレートとして保存し、コピー操作を完了します。

方法2.インスタンスのパラメータ設定機能を使用してパラメータテンプレートをコピー

1. MySQLコンソールにログインし、左側ナビゲーションでインスタンス一覧ページを選択し、インスタンスIDをクリックして管理ページに移動します。
2. データベース管理 > パラメータ設定ページを選択します。
3. デフォルトテンプレートの後ろにある

をクリックし、次にテンプレートとして名前を付けて保存をクリックします。

4. 表示されたダイアログボックスで、次のパラメータを設定します。
テンプレート名:パラメータテンプレートの名前を入力します。パラメータテンプレートの名前は一意である必要があります。
テンプレートの説明:パラメータテンプレートの簡単な説明を入力します。
5. 入力した内容に間違いがないことを確認したら、【作成して保存】をクリックすると、現在のパラメータテンプレートを新しいパラメータテンプレートとして保存し、コピー操作を完了します。

パラメータテンプレートのパラメータ値を変更する

1. MySQLコンソールにログインし、左側ナビゲーションでパラメータテンプレートページを選択し、テンプレートIDをクリックして、テンプレート詳細ページに移動します。
2. テンプレート詳細ページで、パラメータ一括変更をクリックするか、現在のパラメータ値列の編集アイコンをクリックして、パラメータ値を変更できます。


パラメータテンプレートをインポートする

1. MySQLコンソールにログインし、左側ナビゲーションでパラメータテンプレートページを選択し、テンプレートIDをクリックして、テンプレート詳細ページに移動します。
2. 【パラメータのインポート】をクリックします。
3. 表示されたダイアログボックスで、アップロードするファイルを選択した後、【インポートして元のパラメータを上書きする】をクリックします。
ご注意:
.cnf形式のファイルを選択してください。サイズは20KBを超えないようにしてください。形式が一致しない場合、インポートは失敗します。

パラメータテンプレートをエクスポートする

方法1

1. TencentDB for MySQLコンソールにログインし、左側のナビゲーションバーで【Parameter Template】ページを選択します。
2. パラメータテンプレートリストで、目的のテンプレートを見つけて、[操作]列の【エクスポート】をクリックします。
3. 選択されたパラメータテンプレートは.cnf形式のファイルとしてローカルにエクスポートされます。

方法2

1. MySQLコンソールにログインし、左側ナビゲーションでパラメータテンプレートページを選択し、テンプレートIDをクリックして、テンプレート詳細ページに移動します。
2. テンプレート詳細ページで、上部のパラメータをエクスポートをクリックします。
3. 選択されたパラメータテンプレートは.cnf形式のファイルとしてローカルにエクスポートされます。

パラメータテンプレートを削除する

不要なパラメータテンプレートを作成した場合、又はこのパラメータテンプレートはもう使用されないと判断した場合は、「パラメータテンプレートの削除」機能を使用して、使用されないパラメータテンプレートを削除できます。
1. TencentDB for MySQLコンソールにログインし、左側のナビゲーションバーで【Parameter Template】ページを選択します。
2. パラメータテンプレートリストで、対象テンプレートの操作列にある削除をクリックします。
3. ポップアップしたダイアルログで、確定をクリックします。

後続操作

重要なパラメーターの設定に関する提案については、パラメーター設定に関する提案 をご参照ください。

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